5Gコネクティビティ

新たなモバイルネットワーク規格である5G（第5世代通信方式）は、車内をはじめとするさまざまな場所において、新たな機能をもたらします。5Gは、未来のモビリティや自動運転のみならず、車内における高度なマルチメディア機能やインフォテインメント機能実現への道を開きます。
最大10ギガビット/秒の広い帯域幅と、推定遅延1ミリ秒未満のデータ伝送能力を有する5Gは、未来のモビリティにおいて、リアルタイムの車車間通信などを可能にします。これに加えて、車載アプリケーションやソフトウェアの無線アップデートもほぼリアルタイムで行えます。
5Gコネクティビティを利用したインフォテインメントソリューションは、シームレスで遅延のない動画・音楽のストリーミングや、天気予報・現在の交通状況に関する情報の組み込みなどを実現します。

5G技術のメリットとは？

• 高速ダウンロード - 高速インターネットによる地図のダウンロード、オンラインミュージックや動画の車内利用
• 直接通信 - 従来、車両同士はサーバーを経由して通信する必要がありました。5Gの導入で、遠回りすることなく車両同士が直接通信ができ、ブラックアイスバーンなどの危険な状況を、ほぼリアルタイムでの相互通知を実現
• すべての交通参加者を包含 - 歩行者や自転車ユーザーもネットワークに組み込まれ安全性が向上します。例えば交差点での左折中、自転車が背後から高速で近づいてきた場合などがあげられます

コンチネンタルは5GAA（オートモーティブ・アソシエーション）の加盟企業として、自動車向け新基準の開発を強力に推進しています。5GAAは、新たな移動体無線通信規格である5Gの試験、標準化、商用化を目的として2016年に創設されました。同団体を通じて、アウディAG、BMWグループ、ダイムラーAG、エリクソン、ファーウェイ、インテル、ノキア、クアルコムといった、モバイル技術と自動車産業分野の大企業や加盟企業が団結しています。